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2025年5月例会(フル対面)
 
時:5月25日(日)
時間:14:00-17:00
​場所:津駅前第1ビル 5階第2会議室(エンジの建物)
参加費:無料
14:00-15:10​
発表者:辻村一将 先生(伊賀市立霊峰中学校)
テーマ:「グローバル×ローカル:ジャカルタでの学びと、日本の現場での実践」
要 旨:
    私は 2020 年から 2022 年までの 3 年間、ジャカルタ日本人学校(以下、「JJS」)に派遣さ れ、英語科における実践研究を行いました。JJS の生徒は高い英語力を持つ生徒が多数在 籍する一方で、そうでない生徒も多く見られました。この英語力の差は授業内の言語活動 の円滑化を阻害する一因となっており、解決が必要な課題でした。
    そこで私は、学習指導要領を基盤とした「個別最適」と「協働」を軸に、4 つの具体的な 実践を実施しました。このアプローチは、英語力のギャップを超え、互いに学び合える生 徒の育成を目指したものです。実践後の考察では、生徒たちの英語力や学習姿勢の成長、 変容が明確に確認され、一定の成果を収めることができました。
    また、JJS は在外教育施設という特異な環境下に置かれる機関ではありますが、その英語 教育の課題(例:EFL 環境での指導、生徒間の英語力格差、家庭の英語教育への意識の相 違、流暢さから正確さへの移行方法)は日本国内の英語教育における課題と多くの共通点 を持っています。
    本実践は、これからの日本英語教育を考えるうえで汎用性が高いといえ ると考えています。 さらに、帰国後に本実践を基にした取り組みについても紹介し、これからの英語教育に向 けた示唆を提供できればと思います
15:20ー16:30
発表者:樋口晶子 先生(四日市大学)
テーマ:Q&Aを活用したパラグラフ・ライティング指導の実践
​要 旨:
    外国語で自分の意見を書く自由作文練習は、コミュニケーション能力を伸ばす上で重要な役割を果たす。特に思考力との関連が指摘され、学習の初期段階からこの練習を取り入れることが望ましいが、初級学習者には難しい。従って、いきなりパラグラフを書くことを求めるのではなく、段階的に指導することが必要である。たとえば、自由作文への橋渡しとして制限作文を活用することで、書くことに対する学習者の意欲を高められることが考えられる。
 そこで、制限作文の一種である「Q&A形式」を使用して独自に作成した教材を用い、初級レベルの大学生の協力を得て授業を行っている。指導のポイントは、①書く量を徐々に増やす、②書く際の学習者の負担を減らす、③「読み手」視点のフィードバック、の3つである。2024年度の調査協力者24名のうち23名が「質問に答えて文を作る方がわかりやすい」、21名が「英語でパラグラフを作ることに気分が楽になった」と回答した。また8回の作文を提出した18名の作文総語数の中央値は、37語から85語に上がった。
 本発表では、まずライティング指導研究を簡単に振り返り、次に実際に使用した教材を提示して上記授業内容と、学生の授業後アンケート結果等を紹介する。学習者の書く力を伸ばすために、制限作文をどのように活用することが考えられるかを参加者の皆様と議論したい。(JSPS科研費 25K04159)

お問合せ
運営委員 川村一代(皇學館大学)
E-mail: kk2016mie@gmail.com

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藤田賢

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J第46回中部地区英語教育学会三重大会が、6月25,26日(土、日)に鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで開催されました。ご参加ご協力いただきました方々にお礼申し上げます。詳しくはこちらをご覧ください。

2022年3月例会・特別講演会

白畑先生の発表資料は以下のリンクをご参照ください。「英語教師がおさえておきたい ことばの基礎的知識①、英語学、英語史編」

白畑先生の発表資料

2022年12月例会・特別講演会

白畑先生の発表資料は以下のリンクをご参照ください。「英語教師がおさえておきたい ことばの基礎的知識②、言語習得編」

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